コロナ過、対面でのコミュニケーションがスムーズに行えないことを誰もが実感していることでしょう。
そして、改めて人との関わりの大切さを感じられているのではないでしょうか。
昨年の夏、集合形式のセミナーの開催ができる状況下にはなく、当初は開催できないのではないかとあきらめかけていたのですが、
「学びを止めてはいけない!これまでと同じ状況でできないのであれば、できる方法を考えてみよう!」と前向きに考えた結果、ITの力を借りて学びの場を創り出すことができ、情報発信をすることができました。
定期的に実施していた指導者のための「学習ナビゼミ」もすべてオンラインで実施することで、地域関係なくご参加いただくことができるようになりました。
こうして、受講生の皆さんとのかかわりを継続することができ、また新たな出会いもあり、本当に嬉しいばかりです。
私がずっと、大切にしていること…それは養護学校時代の教員経験時代に感じたことです。
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寝たきりの子どもたちを前に、教師という肩書きだけでは何もできないことを痛感し、一年目に身体の訓練を学び、学習指導、食べることに困難を抱える子どもたちへの摂食指導を猛勉強しました。
この時の学びは今の心理リハビリテイションやつばき教育研究所理事長宮城武久先生や教材の神様の水口 凌先生との出会いにつながっています。
さらに新宿養護学校3年目に、もっと子どもたちによい訓練や学習指導ができるようになりたいと、専門性を付けるために筑波大学大学院に入学し、運動障害を専門に学んできました。
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教育現場で働きながら、壁にぶつかるたびに新たに学び、指導に繋げていく。この繰り返しでした。
学びを広げると同時にコミュニティも広がります。
このコミュニティは私にとってとても大きな力となり、自分自身の将来の目標となる指導者との出会いにもつながりました。
指導者のスキルやモチベーションは指導にも反映され、結果、子どもたちの学習意欲や学習スキルの向上につながることを実感しています。
「先生!わかった~!できるようになったよ~!」この言葉を少しでも多くの子どもたちから聞くために学習指導に従事し、多くの指導者の皆さんとの関りを大切にしているのです。
先日、学習ナビゼミ受講生の方から、メッセージをいただきました。
「先生や参加されている方たちとの繋がりはとても刺激になっていて私にとってはすごく大切な居場所となっています。」
「勉強になる情報、ニュースをたくさん得ることができ、ありがたいつながります。」
「全国で頑張る仲間がいることが感じられて心強いです。」
などなど、学習ナビゼミのコミュニティ(つながり)をとても大切に感じてくださっているようです。
学ぶのはスキルだけではありません。人とのつながりは私たちの心を育むということです。
それが、子どもたちの教育へと導かれます。