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お正月も終わり、学校が始まりましたね。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年は、ワンポイントアドバイスを発信していきます。
今回は、子どもに記憶してもらうための技についてです。

1歳で50語程爆発的に単語を話すようになり、2歳で二語文、3歳で三語文と言われています。
当センター監修で製作している、虹とおひさまの教材の『カラフルどーなつ棒』は、主に色の弁別と名前を覚えることで使われますが、それが習得された後、こんな使い方もできます!

それは、『色+数』です。


カラフルドーナツ棒

カラフルドーナツ棒製品見本


数の学習とことばの連鎖の学習もできます。
4つの棒を入れやすいように少し離して呈示しておきます。
4色10個をそれぞれ容器に入れておきます。
子どもに…「赤を3入れます」とことばで指示します。
子どもは、色+数の二語連鎖を記憶し続けながら操作します。
ひとつができるようになったら、「赤を2.青を5入れます」と複数の指示を記憶し続ける学習を行います。

【指導上のワンポイントアドバイス】

指導上の配慮点は、余計なことばを入れないことと操作しやすい設定とすること。
「赤い輪を5個と黄色い輪を2個、この棒にさしてください」のことばかけと、「赤を5、黄色を2入れて」のことばかけのどちらが記憶に刻みやすいでしょうか。
必要なことをシンプルに伝えることは、どの学習でも同様です。
また、棒がくっついていると操作しにくく、操作に手間取ると忘れてしまいます。
記憶を要求する課題は、そのあたりを配慮しています。

また、「赤を・・」とことばをかけた時に、子どもの目が赤に同定しているかです。
視線を敢えて逸したり目を閉じたりして覚えようとする子もいますが、視線を覚える物に同定することで刻みやすくなります。

別の課題で
例えば「3+2」のような簡単な計算問題を、ことばだけで念頭操作してもらう時にも、数字を書いていない枠だけの計算用紙を呈示し、枠に視線を同定しながら刻む支援をすることがあります。

忘れるとは・・・

1.記銘する時の失敗
2.貯蔵中の変化
3.検索の失敗

指導中のことばかけは、シンプル is ベスト!


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