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9月開講3ヶ月コースのオンラインによる学習ナビゼミ・お金の学習アドバンスコースの最終日を迎えました。
最終日は、持っているお金で買えるかどうかの判断ができるための学習、おつりの理解、様々な金種を組み合わせて必要額を出す学習の指導法をお伝えしました。
あらかじめ送っておいた紙のキッドで、その場で教材を作り、動画を見ながら演習を行いました。

体験型演習型オンラインセミナーは、4月から実施し、9月からは、その場で教材を作ることを加え、このスタイルも定着してきました。

昨日の最後の参加者の方からの感想に、心打たれました。
買い物学習で、レジに品物を持って行ったのに『買いません』と言ったお子さん。
なんで?
それは、自動販売機でジュースを買うためのお金を取っておきたかったからだったとのこと。
…その判断はすごい!!

まさに今、お金の学習を行っており、金種弁別ができるようになったということです。
このセミナーを通し、一貫していたことは、未学習の段階で子どもに間違わせない考えと指導法

授業参観で、等価の教材を使って教えていた様子を見ていた保護者の方からお礼を言われたと言われた先生
「教材を作ってもらい私が褒められるのは恐縮します…。
教材の虜になっています!虹とおひさまの教材を全部欲しい!」

これまでの『学習ナビゼミオンラインセミナー』は学習ナビゼミ定額制コースで動画配信しています。
そして、教材の作り方動画と型紙は、センターホームページの『紙わざシリーズ』のコーナーからダウンロードできます。
是非、ご活用ください。

ご案内

12月から来年の3月までは、月1回、関心のある内容だけ受講できるセレクトセミナーを実施し、4月から3ヶ月は、時計の学習を講義+教材作成+演習形式で行います。
詳細/お申込みは「学習ナビゼミ・セレクト編」でご確認ください。


一昨日のファミリーサポートでの講演に引き続き、昨日は下関市子ども発達センターで研修です。
保護者研修+摂食指導+職員研修

午前中研修を受けたお母さんの見守る中での摂食指導。
3歳のお子さんふたり。
『もしかして箸が使えるのでは?』と箸ぞうくんを持たせると、みるみる使えるようになり、お母さんもビックリです。
もうひとりのお子さんは、スプーンをすぐ放してしまうとの相談に、握り方を回外持ちにして、スプーンの中の食物を見るようにしたら、口に運んだ後も握り続け、差し出した器に戻すことまでできるようになりました。
見守るお母さんは、感動で涙目…。

そういえば、20年前も今日のような感動を覚えたことがあります。
りょうちゃんとの出会いは、摂食指導。
かなり強い身体の緊張があり、うつ伏せでないと食べさせられないとお母さんは悩まれていました。
りょうちゃん小1の時。この日、動作で身体を弛め、抱っこで食べられるようになりました。
そして、子ども発達センターの後、今年もりょうちゃんに会いに行きました。
送迎車から降りる時に、名前を呼ぶと満面の笑顔です。
しばらく会っていなくても覚えていてくれました!
りょうちゃんの笑顔に心満たされました。

たくさんの感動を子どもたちから与えてもらえるためには、発達段階、障がいの特性等を踏まえ、子どものちょっとした行動を見逃さない目を持つこと、そして適切なかかわりができる技術を持つことです。
たくさんの感動で仕事が楽しくなる教員が、今よりも増えるよう、今日も伝えよう(^-^)/


嬉しい出来事がありました。
昨日のセンターでの指導で、2歳2ヶ月のダウン症候群のりさちゃんが、初めて、アンパンマンの絵カードのマッチングで『あんばんまん』とはっきり言いました。
6ヶ月の時に摂食指導を頼まれ、8ヶ月からかかわらせていただいています。
歩く瞬間、ことばを発した瞬間、その都度感動です。
だからこの仕事は楽しい!子どものできた瞬間に出会えるから。

部屋に入るなり、『先生、サインお願いします!』と早々にアマゾンで購入された私の本「発達に遅れがある子どものための文字・文章の読み書き指導」を差し出されました。
『サイン、どうするかな』と思いながら、サインペンを持ってきました。
そして、本に、りさちゃんの手のひらを開き、りさちゃんの手形を取り、2歳2ヶ月と書きました。
この本を数年後に開いた時に、ことばを発した月であることも思い出してくれたらと思いつつ…。

「発達に遅れがある子どものための文字・文章の読み書き指導」について

数年前から、これまでの指導実績から培ってきたノウハウを、形にできないものかと思っていましたが、この度、ジアース教育新社より「「発達に遅れがある子どものための文字・文章の読み書き指導」を出版することができました。

子どもたちが「読むこと」「書くこと」「文を作ること」を獲得していく過程を、ことば、運動の発達、視覚認知の発達から捉えることで見えてきた障害の特性に応じた文字学習の論理的解説、指導法、指導法に対応した巻末ワークとすぐに指導に生かせる内容になっています。
年齢や障害の程度・障害の有無にかかわらず使える本書は、学習に難しさのある子どもに関わる全ての人に役立つ一冊です。

本書の目次や詳細はこちらのページでご覧いただけます。


久々の対面での動作です。
学校が使えないため、当センターにて、2グループに分けて、3部屋に分散して行いました。

まだまだコロナを懸念し、参加者が少ない中、担当トレーナーはSV級を充て、今回全く初の参加の1年生をサブトレーナーとして付けます。
1年生にレクチャーしているのはトレーナーたち。スーパーバイザーの私が各部屋を周ります。
通常2回の訓練が1回になっても、それぞれ充実した時間を過ごしていました。

コロナ渦で、直接会っていない先輩の誘いにも関わらず、よく集まったなと、先月のzoomで参加した新1年生を見て思いましたが、今回、電車乗り継いでも参加した学生に拍手です。

女子3人に感想を聞くと『難しい…』と言います。
『採用されて現場に入り、、横たわっている子どもにどう関わったらよいかわからないよりも、さっと抱っこできたらいいよね。今日のトレーナーはみんな、君たちの先輩。こうなれたらいいよね。』と将来の姿をちょっと見えるように伝えました。
先輩も照れてはいましたが…

とりあえず、心配していたのは、川間が山口大学からいなくなっても16年間、学生が下級生を誘い、続いてきた訓練会がコロナ渦で立ち切れてしまうことでした。
折角関心を持った1年生の気持ちを絶やさないよう、先月は会場での訓練の様子を見せながら、zoom上で学生同士グループになり、学生同士を繋ぎディスカッションさせました。

今回、内心どう感じたのか…。
やる気の芽を育てたいと心から思います。


いよいよ春に向けて動き出しました!!
2021年春季セミナーの開催日は2021年3月21日(日)、本会場はルルサス防府です。
夏季セミナー同様、会場+サテライト会場+個人オンラインのハイブリッド型で実施決定!
内容は、夏を受けて『国語:特殊音節の指導法』です。

拗音(しゃしゅしょ 等)、長音(れいぞうこ 等伸ばす音:『い』と書くけど読みは『え』  文字の表記と読みが異なる)、拗長音(きゅうり等、拗音と長音がある単語)、促音(こっぷ 等のつまる音)。
これらは、文字数と拍数(モーラ数)と音節数が異なる。たとえば、『がっこう』は、4文字、3モーラ、2音節の単語。
それまで、文字数と拍数、音節が同じ単語だったので、子どもたちは混乱します。
小学校1年生の1学期に学習し、その後のカタカナ、2学期からの漢字に繋がっていきます。
学校で学習する時間はほんの少しですが、とてつもなく内容は幅広い分野です。
一日かけて、たっぷりその難しさを体験し、教え方の演習を行います。
もちろん、教材付きセミナーです。

昨日のスタッフ会議では…
セミナーでどの単語を取り上げるか…。
子どもが日々連絡帳に書く単語、日記に書く頻度が高い単語、ひとつの単語に複数の特殊音節が入っている単語 …など。
難易度を、文字数、位置、特殊音節が含まれる数で考えます。
センターで子どもたちに使っている教材から、春セミナーの試作品を考えます。
例年と異なるのは、オンラインでの演習。ここをどのように行うか!
またまた、ワクワクしてきました。

春季セミナーの情報は、当センターのホームページやFacebookページでご案内していきます。
Facebookページに「いいね!」していただきますと、いち早く、春季セミナーの情報を知ることができます。

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