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一昨日は、オンライン自主勉強会を開催しました。
広島県立呉特別支援学校の先生方を中心に、ナビゼミメンバーが加わり、10名での勉強会。前日に決まった勉強会でした。

内容は、約20年前、宇佐川先生の理論をもとに日頃の実践からオリジナルで作成した認定NPO法人やまぐち発達臨床支援センターの指導段階を見ながら、どの段階かをビデオで分析します。
3人の子どものビデオの数秒を何回も何回も見ながら、事実だけを抽出します。
とかく所見、所感、判断、仮説が混在する記録。
とにかく、目の前の子どもの行動を見る!判断はその後でいい!

徹底して伝え、何回も見直します。
どの段階にあるかを、一瞬の子どもの行動から読み取ります。
日々、子どもの発信している宝物の情報を見逃している、もったいない!そこに気付いて欲しい。

センターの保護者の方は、子どもの学習の横でひたすら事実と所見に分けられた記録用紙に書いては、子どもの小さなできたを喜んでいいます。
子育ての楽しさに繋がっています。
目が肥えていくから教員に対する目も厳しくなります。

今年度、広島県立呉特別支援学校の研究のサポーターとして入っており、先日見学と講演をして思い付いた自主勉強会。
テーマに実態把握もあったため、私が何回も訪問するよりも、学校の核になっている教員が子どもをしっかり見る目を持てるよう、勉強会で繋ぎます。
子どもの見方=子どもの味方

昨日の夜もオンライン会合です。
テーマは、『どこまでできるオンライン!』
オンラインでの先生方の報告を楽しみにしています。


今日から2日間、島根県立益田養護学校で指導です。
やっと来れました。
18年目になりますが、毎年3回~6回通い続けてきたところです。
小学1年からみてきたこうちゃんが高校3年生です。卒業前に会えて嬉しかったです。

それにしても、増田養護学校の先生方はすごいです!!
準備していった教材とまったく同じものを作って使っています。
子どもと対面で自作教材でかかわるのが当たり前の学校です。
そもそも論から話さなくても、最初から本論に入れます。
そして、次の段階に向かうプロセスのオーダー用紙をチャチャっと書いて渡し、次の担当に繋がっていきます。
だから、毎年成長がみられます。

こだわりの強いしょうちゃんは、10のかたまりで括れるようになり、数字の数だけ物を置くことができるようになっていました。
『これはお金の学習に繋げられる!』と判断。
お金の学習は初めてのようでした。
最初に金種に分けることを行い、次に100、10、1の位の場所を教えました。
視覚優位の彼なので、場所もすぐ覚えました。
『よし!次は財布から数字の数だけ出す』。
バラバラに余分数も入れた3種類のお金から、『531』ぴったり出すことができました‼️
1日で金種弁別から必要額を財布から出すところまでできました。

給食もすごいです!!
自校で作っており、栄養士さんは、その日の子どもの体調に合わせて別調理してくれます。
配慮食の形態一種類だけでなく、次に向かう学習食も、担当のオーダーに沿って作ってくれます。
島根県でも栄養士がいる支援学校は、視覚、聴覚以外では、益田養護学校のみのようです。
とても恵まれた環境であり、私は、この学校をたくさんの教員の皆さんに紹介したいです。


4月から始めたオンラインセミナー!

第1弾
ZOOMで演習型セミナーに挑戦!
第2弾
ZOOMの機能の広さを知り、グループセッション(ブレイクアウトセッション)で仲間づくり
スポット固定機能を活用できることを知る
第3弾
ZOOMを使い、ハイブリッド型演習セミナーに挑戦!
本会場+全国6サテライト会場+個人オンライン
総勢50名
第4弾
ZOOMでの学習ナビゼミで、講義+演習に加え、簡単教材つくり。作り方レシピと型紙とホームページに掲載し、即実践できるようにした。

教員の働き方改革の影響を受け、真っ先に教材づくりの時間が確保できなくなった現状。
コロナ禍で校内研修会が制限され、資質向上の機会が少なく、個人の意欲にかかっています。
しかし、子どもの学校生活は限られています。
何とかせね!という思いで、簡単に作れるポイントを絞った教材と教え方を提供することにしました!

第5弾
演習入れた大学のオンライン授業!160人の講義に挑戦!
第6弾
石川県立小松瀬領特別支援学校との連携で、演習型リアル実践(子どもの学習場面を見て、即アドバイス、そして、教員が実践する)
校内研修は、学部ごとに部屋を分け、サテライト式に、小人数で演習しながら進める。

そして…

第7弾
動作法訓練
明日、1時間ごとにセンターにトレーニーの子どもたちに来てもらう。トレーナーは教員とスーパバイザーの私。
まだ、大学はオンライン授業のため、訓練会に参加できない学生にZOOMで参加。
画面上での研修。まだ、1度も訓練会に参加したことないが、関心を持っている1年生の意識を継続させないと、後輩が育たなく、途絶えてしまう。
コロナ収まるまで待っていられない!
ブレイクアウトセッションで先輩と繋ぎ、1年生に先輩がレクチャーする時間を設ける。

明日、新たなことに挑戦します!
第何弾まで続くのか…可能性はまだまだあります!

ご案内

当センター監修で、学習ナビゼミを3か月コースで実施していますが、リアルタイムで受講できない方向けに、「学習ナビゼミ見逃し動画」を定額制で学べるようになっています。



お勉強を始めようとしても、なかなかペンを持とうとしません。
また、椅子に座るのもかなりの促しでやっと。
センター初日の学習は、時間半分過ぎた頃に、やっと『はじめます』の文字を手を添えられて一緒に書いたAくん。
目と手の協応がうまくいかず、線の上をなぞることが難しいと感じました。文字は読めるのだが…。

初めての場所で、何を要求されるのかわからないから?
苦手な書字の課題がそこにあるから?
見通し持てるよう、1~5と書いてあるボックスに課題を入れてはいるのですが、いつまでやるのか、時間の見通しが持てないから?…と、
課題に取り組もうとするまで30分近くかかった仮説を立ててみました。

音声発語なく、一見知的に重度に見られがちだが、初見で文字も読め、数も10までの序数概念、量概念があり、しかしながら、視覚認知面での困難さを抱えていると判断しました。
応答の手段は、表出言語ではなく、操作になるので、全身の動き、目の動き、手の操作から動き出そうとしないAくんの気持ちに寄り添うことになります。

2回目の学習からは、見てできると判断した課題には取り組むようになりました(のではないかと、これも所感)。
かなり、スムーズに学習は進んでいました。

ところが、また、動き出そうとしない!なぜ??

そうか!今度は、課題を選択し始めたのでは?
こんな簡単なものはしないと、やりたい課題を訴えているのでは?

課題を選択してもらうようにすると、動き出しました。
選択した方は、視写の課題であったり、細かな見比べの課題であったり…。
彼にとっては難しい方を選んでいました。

5つの課題ボックスの1つには、10までの数の概念があるため、お金の課題を入れています。
金種別に余分数から書かれている数字の数だけ必要数を置けるようになりました。
金種弁別と硬貨の名前も繋がってきました。
そこで、今回は、321の数字を 提示し、余分数を入れた中から、3つの金種と数字を対応させながら、必要数を置くことを課題にしました。
次のバラバラに置かれた中から必要数を置くこともでき、最後は財布の中から取り出すことまで発展しました。
どれもがスムーズに取り組んだ。

彼が今、動かない理由

その理由は同じではありません。進化しているのです。
子どもの力を把握し、ちょっと頑張ればできる課題を設定する。
その時ほどよい支援をしながら、できるに導く指導。
子どもの力をきちんと捉えることから子どもの気持ちに寄り添える。
あたりまえのことを、彼は行動で教えてくれています。


昨日、初めて来られた5歳のお子さんと昨日から始まった学習ナビゼミビギナーコースから考えたこと。
5歳のAくんは、細かな違いの絵を見比べて違いを即座に答える程、視覚的な強さを持っています。
数字も読め、ドッツカードは6まで、指を使うことなく見ていくつか答えられます。
しかし、線や形の模写は、方向や形は把握できても白紙のどこから書き始めるかが不安なのか、紙の中央でなく、始筆を紙の端に置き書き始めました。
一辺ずつ確認しながら…。
初回の様子から、同時処理の方が継次処理よりも得意と判断しました。
ところが、簡単なたしざんのプリントを渡すと、両手の指を使い、指を数えながら解こうとしました。

あれ?このやり方はAくんにとっては苦手なやり方なのでは?
案の定、数え間違いを起こしました。
このやり方は、本人が考えたことでなく、大人が教えたやり方だな。

まとまりを即座に理解できるならば、数字と量の大きさを対応させるようにしようと、1~10まで数字を書いた大きさの異なる教具を裏返し、1枚ずつ大きさと数字を確認した後、数字を見せずに『これとこれを合わせたらいくつ?』と問うと、完璧に答えます。
Aくんにとっては、ひとつずつ数え足すよりも塊で教えた方が長所を活用できます。

夜のナビゼミの川間健之介氏の講演

『計算のつまずきは、数え不足によるもの』と、スライディング式、固定式で参加された先生と何回もタイルを数える演習を行いました。

講話の中で。
まとまりとして捉える力は量の理解として必要だが、順番に数える力も数の大小を理解する上で必要。
数えて最後の数字がそのものの大きさであり、『いくつ?』の問いの答えになる。
2つの力は違うものと考える。

そうだよね。
Aくんはまとまりとして捉える同時処理の力は強いが、数える継次処理の力は弱い。強みを活かしながらの指導の中に、目から耳から数をカウントする指導を取り入れてみよう!


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