相談ごとNo1! 偏食と摂食機能訓練
幼児さんが通う複数の通園施設に訪問し、食事の相談を受けています。
どこに行っても、お母様からの相談内容のNo.1は、偏食が多く、食事が摂れない、ということ!
そこで ・・・
お母様方のミニ研修としてやってみました!!
- 今日の給食で食べたものと食べなかったものを書いてください。
- 次に食べなかったものは、家でも食べないか、家では食べるか。
- いつも食べるもの、食べないものをリストアップしてみよう。
- 隣りの方と見せ合って、食べるもの、食べないものの共通点を考えてみよう。謎解きを行います。
食べないものの共通点を見つける!
食べないと思い込んでいても、意外と食べていることに気付きます。
そして、食べないものの共通点を見つけることができます。
家では食べないけど、園では食べるならば、感覚的に受け付けないものではなく、環境の力、集団パワーを使いながら食べるようになりますね。
食べる共通点のエッセンスを加える!
食べる共通点が見つかったら、食べないものに、食べる共通点のエッセンスを加えて、調理を工夫してみてください。
たとえぱ、堅いものでないと食べない、ご飯が食べられないお子さんに焼おにぎりにして渡したら、美味しそうに食べていました(^-^)/
決めつけない!
この子はこれは食べない、と、決めつけてはいませんか。
大人が偏食にしている可能性もあります。
食べて欲しいものを、小さなおかず入れに入れて、園に持たせて、先生に協力してもらったこともあります。
偏食は発達の現れ!
偏食は、ものを見る力の育ちを表します。
発達の現れです。弁別につながります。
ものを見る、見分ける、見比べる、そして模倣する、発達の過程でのことで、理解面が育ってくると、偏食も乗り越えていける可能性が大きいです。
大人が諦めないこと。諦めないをあきらめない、チャレンジし続けることです。
柔軟な気持ちが大切!
でも、その前に、そのたべものは、どうしても食べないといけないものなのでしょうか。
生野菜でなくても温野菜や野菜ジュースで代替えできます。
少し柔軟に捉えると、お母様はらくになりますよ(^-^)/