子育てに正解はない!~家族の形編~
それぞれの出発
今春は我が家にとって、新たな出発の年となりました。
長男は4月から大学院の体育専攻へ進学し、これで両親長男3人が同じ大学院出身となります。
早速ヨーロッパのスポーツの学会に入会し、選抜でチェコに行くことになりました。
長女は4月から大学で「現代社会の問題を自ら発見し解決できる人材の育成」を学ぶことになります。
母親としての振り返りのとき
母親として、子どもたちが自ら目標をもって次なるステージへ立てることを誇らしく、嬉しく感じると同時に22年間の子育てを振り返る時間を与えられた時期でもあります。
今回から数回にわたり、私の経験から感じた「子育て」「人育て」を投稿させていただきます。
書店に並んでいる「子育て成功例」のようなものをイメージしないでください。
初めて親になり、仕事をしながら試行錯誤しながら必死に子育てして気づいたこと、そしてこれからはまた違った子育てが始まることを心のどこかで感じながら投稿したメルマガです。
山口での開業と子育て
子どもが生まれて親になれば、誰しも子どもにとって憧れの父と優しい母の健全な両親のもとで家族和気あいあいと食卓を囲み、すくすく育てたいとライフイメージを持つものです。
しかし、我が家は違いました。
平成6年、夫の転勤で親戚も両親もいない山口で夫婦二人だけの生活が始まりました。
それから10年間で長男が産まれ、長女が産まれました。
そして、平成16年、私と小2の長男、4歳の長女は山口に残り、父親は単身赴任の生活が始まりました。
家族揃っての家族団らんの生活は長男にとっては8年間、長女は4年間ということになります。
そのうえ、長男が生まれる前年から自宅で学習支援を開業していたため、長男が生後2カ月の時には仕事を再開し、長女は4ヶ月で保育園生活となりました。
子どもふたりが朝食を食べている時に家事を行い、ふたりが夕食を食べている時に相談の電話を受ける生活でした。
家族で食卓を囲むのは日曜日だけだったかもしれません。子どもたちにとって憧れの父がいなくなり、カリカリしている母がいるという状態です。
父親のサポート
家事と仕事、子育てに行き詰まる様子を見て、父親は2週間に一度は帰って来て潤滑油になっていました。
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おかげで誕生プレゼントは、還元した楽天ポイントで購入・・・。
父親との関わり
その後、長男は大学に進学し、母子3人だった生活が長女と2人の生活になりました。
そして今年、長女が神奈川の大学に進学し、父子3人は関東に集合することになり、単身赴任だった父親と私は反対の立場になり、私は一人になりました。
子どもが幼いころは、母子だけの時間を多く過ごしていましたが、18歳、22歳の子どもたちは幼いころとは違う関係性で父親へバトンタッチできたように感じています。
大活躍する父親
父親は仕事の関係で長男の大学へ行くこともあり、時には長男のところに泊ることもあります。
「虫が出たから来てください」の悲鳴を聞くと神奈川の長女のところで泊るなど、父親は大活躍です。
きっと、父親はこれまでとは違う距離感を楽しんでいると思っています。
子どもが幼いころ、父母同時に関わりながら、子育てをすることは少なかったのですが、こうして、少し大人になった子どもたちに父親は、母親ではできなかったことを伝えてくれることでしょう。