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昨日のキッズクラスで集団行動が取れずに心配されたお母様方へ送ったメッセージです。

まず、大人の都合のいい子が良いとは思いません。
27年子どもたちの成長を見て思うことは、今の姿で大人にはならないことです。
小学校低学年の時、算数になると教室の窓から逃げ出していたお子さんは、毎年、支援級を勧められながらも通常学級で頑張り、中学校では、その足の捷さで市の大会で優勝して、高校を経て、企業に就職しています。
私の娘も時間管理が全くできず、ワーキングメモリが弱く、マネージャーの如く付き添ってきました。
ワーキングメモリが弱いということは、目標に向けてのプロセスが現実的でなく、親が思う力以上の果てしない夢を現実にしようとすることに繋がります。
今は就活中ですが、どうなることやら。

小学校を情緒学級で過ごしたキッズのふたりは、中学校で通常学級に戻しました。
クラスでは友だちが少なく萎縮していても、キッズでは指導者を手こずらせるほど伸び伸びしていました。
お互い、違う学校でも、共有できる場なのですね。
今は、二人とも、それぞれの夢に向かって大学で研究に勤しんでいます。
でも、彼らはこれから社会に出た時に苦難に合うかもしれません。
卒業のない施設なので、これからも居場所のセンターです。


だから、今を見て将来を見ないでくださいね。
子どもは、環境を選べません。
学校は今を見ていますが、保護者の方は、ご自分のお子さんの将来に夢を持ってくださいね。

Aちゃん、お母様のナイスサポートで部屋に戻り、課題をこなせました。
何をどうしたら良いのかがわかればやるお子さんです!

私の車の小さなキズを、傷か汚れか悩むほど、小さなことも見逃さずみているB君です。
だから、課題が難しいと判断したら、身を守る方法を取るのです。
私たち指導者は、何がきっかけになったかを分析する必要を感じます。
ホワイトボードに隠れても、ホワイトボードイレーサーは磁石になっていることに気付く、発見する力があります。

いつも優しいCくんは、先生のお手伝いをすることを生き甲斐に感じています。
だから、先生は何を手伝って欲しいのかを、常にキャッチしようとしています。
褒められることがうれしいのです。

みんな、すごいじゃないですか。
私たちは、大人の都合の良い子を作ることはしたくないです。
それぞれの学校で、十分良い子を演じているのですから、センターでは、気持ちを発散してもいいじゃないですか。
そして、それは、大人にはわからない、子どもたちだけの気持ちの共有にもなっています。
そのうち、すてきな距離感をもって、サポートし合うことでしょう。
私は、それが楽しみです。


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