昔のあそびは子ども成長を導く
今日から2月ですが、今回は1月のキッズの教室の昔のあそびをご紹介します。
特にお正月のあそびには、いろいろな要素があります。
コマ回しは、指先を使います。同時に集中力も...。
おはじきは、目標に向かい集中しながら、微妙に力の配分をしてはじきます。
いつもは賑やかなキッズメンバーも、この時は誰もが集中し、目の前のおはじきが当たるまで何回もチャレンジしていました。
集中力と共に持続力、当たった時の達成感を味わえます。
面白かったのは、福笑いです。
ひとりが目を閉じ、ひとりが誘導する。
見えるものに強い子どもたちは、相手が見えないことを忘れ、「ここだよ」と指差し、最後は手を取って誘導していました。
「そうか、福笑いは相手の立場になって伝えるツールにもなる!」ふと、サリーアンの話を思い出し、お母様に伝えました。
「相手の立場に視点を置き換えることは、この頃の子どもたちには難しいですね。」と...。
でも、とても役に立つあそびにもなっています。
昔のあそび、恐るべし!よく考えられていますね。
さて、サリーアンの課題をご存知でしょうか?
登場人物は2人…サリーとアン。
サリーは自分が持っているバスケットにボールを入れて、出かけてしまいました。
サリーがいない間に、アンはサリーのバスケットからボールを取り出して、アンの箱に入れて出かけました。
そこへ、サリーが帰ってきて、ボールを取り出そうと、探すのはバスケット?それとも箱?という質問です。
4歳未満の子どもは、「箱の中を探す」と答えることが多く、4歳以上の子供は「バスケットを探す」と答えると言われています。
これは、4歳未満の子どもはまだ自分を他者に置き換えて考えることがまだできないからです。
つまり、サリーの立場ではなく、自分が見たものを選んでしまうからです。