ねこ先生のつぶやき

三連休、動作法ミニキャンプがありました。訓練を受けていたのは知的障がい、身体障がいのある7名の成人でした。ことばの表出がない重度の方もいました。さすが、みな大人!休憩時間は、表出言語のない方もひとりの空間が好きな方も、傍らで研修している私たちの手を借りることなく、体育館の半分のスペースで約1時間過ごしました。一人でトイレに行ったり、好きな玩具で遊んだり。発語のない女の子は好きな男の子のところへ行き、二人で訓練のおさらいをし始め、そこに何人かが集まって来て、訓練歴が長い方が指導していました。このようは光景を見て、またまた支援について考えました。ひとりでは無理と判断し、支援者の判断で子どもの行動を決めていたら、きっとこのような光景を目にすることはなかったでしょう。傍にいることが、果たして本人たちが望むことなのか、お母さんや支援者がいない方が、好きな人のところに行ったり、ひとりの空間を楽しんだりすることができると思っているのかもしれないと。それが伝えられないもどかしさを感じていたのかもしれません。もうひとつ支援と共に、気付きました。もしかしたら、研修している私たちを気遣っていたのかもしれないと。今まで、訓練を受ける側は、トレーナーが伝えたことを受け止め、努力しながら身体が変化したこと自体に充実感を味わっていると思っていました。しかし、7名の成人たちから教わったことは、満面の笑みは、トレーナーの意図を汲み取ることに努力し、身体が変化したことで、トレーナーに認めてもらい褒めてもらったことからくるものだったよいうことでした。


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