ねこ先生のつぶやき

人はよく、役職で人を判断します。たとえば、『学校の先生』であれば、勝手に先生像を作り上げてしまいます。そしてそれに合わないと、『先生なのに』と不満や愚痴へ。大切な子どもの限られた12年間を託しているので当然なことと思います。でも不平不満を言ったとしても解決になりません。先生をどう育てるか。私は、特別支援学校教員一年目の初めての学級会で、あるお母さんから、「そんな抱き方をして欲しくないです!」と、ズバッと言われました。それも他の教員、保護者がいる前で…。私の専門性ある特別支援教員への道のスタートです。一年目の年は特に貪欲に研修会に参加しました。そして3年目には大学院へ。
心の中は、『あのお母さんが認めてくれたら一人前!」。そのお母さんとは、その一言の事件以降、敵対関係ではなく子どもを中心に何でも話し合える仲でした。現在、教員養成の大学の授業で4月から教員になる学生に伝えていることは、子どもの専門家である保護者の方から学ぶことと名前だけの『先生』になるなということです。うちの二人の子どもの保育園と学校時代に一度も怠ることなく行っていたこと、それは、行事の前日と終わった日の連絡帳に、『よろしくお願いいたします。』と『お疲れ様でした。ありがとうございました。』と書き続けたこと。私は、発破をかけられて動き出しましたが、先生も人間ですから、寄り添い認めることで次の頑張りにつながると思っています。


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