ねこ先生のつぶやき

今、当センターに通って来ている大学、専門学校、高校の受験生から続々と合格の知らせが届いています。受験にあたって、どの高校にしようかと選択の時期がありました。中学時代、思うように点数が取れなかった子どもたちの本音は、「どこでもいい!高校生になりたい!」。そして保護者の方も「どこだったら入れますか?」と。面接対策もあり、まず、各高校の理念と特色を一緒に調べました。次は、子どもたちのこれまでの歴史と好きなこと、やりたいこと、やり続けたいこと、やっていて楽しいことなどを付箋に書いて、大きな紙にペタペタと貼っていきました。“今”だけを見ずに、高校は夢の実現の過程であることを一緒に確認しながら、その先の大学のこと、仕事のことなど、話はどんどん膨らんでいきました。そしてその夢に向かっているんだと思って面接に臨んだ子どもたちは、委縮することなく高校でやりたいことを語ったようでした。もしかしたらその夢は、親からしたら、危なっかしく、現実離れしていることかもしれません。でも、実現しないとは言い切れません。子どもが生きる社会は、親の生きてきた社会とは違いますから。親の若い頃、携帯電話は今のように普及しておらず、一昔前よりも情報は溢れ、知りたい情報もすぐに手に入ります。親としては、無難な、親の想像の範囲で子どもの夢を制限しがちです。想像を越える夢と思っているのは大人だけであり、子どもたちは、夢とは思わず実現しようとしています。 
そういえば、今のこの仕事は、30年前には想像もつかなかった仕事でした。うちの親もさぞかしハラハラしたことでしょう。


お電話でのお問い合せはこちら(受付時間 10:00〜15:00)

電話番号:0835-25-8808