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12月も中旬を過ぎ、年末モードになっていますが、今年も石川県立小松瀬領特別支援学校で、久々の重度の肢体不自由の子どもたちとのかかわりです。
今年で石川県は3年連続になります。
昨年、学習指導し初めて文字を書いたKちゃんとも久々の再開です。
「できる、書ける!」のことばに必死で応えてくれたKちゃんに感動したのですが、今回の摂食指導でも真剣に取り組んでくれて、またまた感動でした。

午後からの先生方への講演は、文字、数がテーマでしたが、ポジショニングと学習場面の数秒のビデオ分析に時間をかけました。
まずは、目の前の子どもの小さな反応を見逃さないこと。
そしてその時、指導者はどのような意図を持ってどうかかわったか。
何回も見せながら、見ることの重要性を伝えました。
加えて、反応を解釈するためには、発達のこと、障がい特性、その子固有のこと等を知ることの重要性をしっかりとお伝えしました。

日々の仕事に追われ心身ともに疲れていても、子どもの「小さなできた」に気付くことができ、そして導いた自分に気付くことで、疲れを吹き飛ばす程のエネルギーがもらえます。

学期末、年末で少々お疲れの先生方へのエールを込めて、そのような内容を伝えてきました。
若手の先生方には、「この子、今年度中に文字学習に入れるよ!」と指導のプロセスを伝え、少々プレッシャーをかけてきました。
やる気のある若手を伸ばすことは、子どもの未来へとつながります。

光る、音がする、動く、風の4大要素を持つ玩具との出会いを求めて

今回は講演に向けて、前泊し少し早めに着いて観光しようと思ったのですが、駅ビルもなく、駅前の商店街は、日曜日にも関わらずほぼシャッターがおり、寂しくイルミネーションが光っていました。
それでも何かあるかなと思い、商店街を歩いたら、昔ながらの玩具屋さんを見つけました。
最近、ショッピングモールの中の玩具屋は電池で動くものが少ないのですが、スイッチに連動できるものを探していました。
子どもを惹き付けるには、光る、音がする、動く、風の4大要素が良いと感じているのですが、なかなかこれ!といったものが見つかりません。

翌日の講演で重度の子どもたちのハッと驚く表情を見たいがために、玩具屋に飛び込んだのですが、お店には誰もお客さんがおらず、怪訝そうにな表情の店番のおばあちゃんに話しかけ、店の中を見渡してみると、久々に昔ながらの起き上がりこぼしを発見!それも大小3種類!
「最近いろいろ出ているけど、これがいいんですよね!」とおばあちゃんと意気投合!さすがに抱えて帰るのは、無理かと断念しました。
結局、買ったのは電池で動く小さなペンギン。クルクルその場で回り、子どもの手の届く辺りで動くので、丁度いい!翌日の指導が楽しみになりました。久しぶりに時間を贅沢に使った気がしました。

このペンギンの玩具は当日どうであったかというと…
知的と肢体が重度で自閉的傾向のお子さんの目が釘付けになりました。探した甲斐がありました。


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