子どもたちに「希望」という元気玉を与えること
********************
初のメールマガジンです。
「子どもの見方=子どもの味方」をテーマに子どものサポーターになるための学習会です。
お母さんもお父さんも、そして、おじいちゃんおばあちゃんも、学校や園の先生や支援員の方も、身近な子どもたちの顔を思い出しながら読んでください。
********************
このところ、スーパーキッズに出会う機会が多くあります。そして、不登校の子どもたちにも…。
つい、考えてしまいます。枠やルールのことを。
私もひとりの親として自分の子どもを「普通」の枠にあてはめることで、取り敢えず安心していると感じます。
社会のルールのもとで生活できることが、本人が困らないだろうと決め付けている自分がいます。
しかし、社会の枠に息苦しさを感じるたくさんの子どもたちとの出会いで、生き方について考えることが増えました。
保護者の方々は、できる限りお子さんの良い面がつぶれず、かつ、社会生活が少しのストレスで送れるギリギリの環境を探し回っています。
就学相談、進学相談を受け、お子さんにとってbetterであろう環境を一緒に考えます。少人数、支援体制、学校の理念…。
いろいろ考え、行き着いたところは、「希望」でした。
ずっとずっと親御さんが環境を作り続けることは困難です。子どもたちに「希望」という元気玉を与えることだと思います。
小学生中学生のスーパーキッズ、不登校の子どもたちには大学のオープンキャンパスや研究発表会に参加することを勧めます。
将来ここで何かをしている自分をイメージし、夢の実現に向けて、今、何をしたら良いか、具体的なプログラムを一緒に考えます。
未来に希望を持ちながらの、保護者の方、子どもたちのと相談の場は、暗く辛いものでなく、わくわくしてきます。
これまでは、他人が決めた社会の枠に当てはまることが苦痛だった子どもたちが、自分で生活の具体的な枠組みを考え、実行するようになります。
「普通は…。」のことばが大嫌いな私です。
でも、人に迷惑をかけない、自分を誤解されないルールは教えていかないと、とは思っています。自分を守る武器として。