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12月5日11時30分からFMやまぐちで放送のマダパナの収録でした。
今年最後のお題は、『衣服の着脱』。
日頃何気なく脱ぎ着しているのを、あらためて、子どもの発達段階に沿って分析すると、子どもが習得していく過程をすごいなぁと感じます。

一部ご紹介します。
1歳半頃、垂直報告に輪抜きができるようになり、身体の内側に向けて、引く方向にできるようになります。
単発的動きだったのが、方向を伴う動きができるようになります。
着脱は、方向の切り替えを伴う活動のため、発達の段階に沿って、できるところから行っていきます。
まずは、上に引き上げ脱ぐこと。
活動が見える靴下で、つま先まで脱いだところから引っ張って脱ぐことから。
すべてにおいて、ゴールに近いところからひとりで行うようにします。

順番

ボタンは、上から順番に行うのでなく、3つフォールがあるとしたら、上と下をはめておき、固定し、真ん中から行います。
1.上と下を固定し、子どもが行うのは真ん中だけ。
2.上と真ん中を固定し、一番下だけ行う。
3.真ん中と下を固定し、上だけ行う。
4.上から順番にはめる。(上だけはめておき、真ん中、下の順番で行ってから、全部はずす)

ポイント

ボタンホールが大きいものを用意します。
ボタンを穴に入れるのではなく、穴に親指と人差し指を入れてボタンを迎えにいくようにします。
ボタンホールの切り込みが、縦だったり横だったりするので、手首を動かしてボタンの向きを調整しながら穴に入れるのは難しいのです。

これから着るコートやジャンパーの着方

首の部分を一緒に持ちながら、片手を入れます。
次にもう片手を袖の高さに挙げながら入れるのは大変なことです。
ではどうするか。
身体を入れる側に傾けると、袖もダラリと下がるので入れやすくなります。

宮城武久先生の教えも参考にしながら、子どもの発達と絡めて行動を見ていると、子どもって毎日が新しいことを学んでいるんだなぁと感じてしまいます


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