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学習指導を始めて今年で25年になります。四半世紀です…。
きっかけは、4歳のゆうちゃんのお母様と4人のお母様方から学習指導の要望があり、今に至ります。
そのゆうちゃんも11月4日で30歳になりました。
ずっと通って来てくれています。
お母様には、我が子がお腹にいる時から子育てのアドバイスもいただきました。

今やゆうちゃんの描いた独特の世界観が作品になり、販売されています。
ネコバスから始まり、コンタックさん、ごはんがすすむくん、と興味が広がりました。
お勉強に使おうと、近くの薬局にコンタックさんの看板をもらいにいった日が懐かしく思い出されます。

さらに、5歳からセンターへ通所され、記念すべき20年が過ぎた大くんも来訪されました。
大くんは指導初日、木のはめ板を出した瞬間、投げつけました。
これまで、何回も失敗体験をして修正されてきたのだろうと思い、しばらく木の教具は使えませんでした。
この時、失敗させてはいけないことを改めて考えさせられた瞬間でした。

大くんの失敗体験の何が問題なのでしょうか?
私たちも知らない数式を出され、教えられないで「解いてください!」と言われ、間違った回答を出して、「違う!」と指摘されるのと同じことを大くんは経験したのです。
テストと指導は違います。
十分理解した後にテストをしますが、最初は指導しますよね。
理解した後のテストで間違っても、修正しようと思うし、間違いを受け止める体力、精神力があります。
教えられないで間違った時は指導者の責任です。
スモールステップで教える時には、失敗のないよう教えます。
失敗したのは子どものせいではなく、失敗させた指導者の責任です。
「できた!!」の積み上げとほめられることで、動機付けになります。

こうして、大くんの成功体験を積み上げながら、20年の学習指導が続きました。
ピーマン好きな大くんとピーマンの教材でマッチングした時の映像は今もクッキリ鮮明に残っています。
そして、小さな部屋で動作法で格闘した時のことも…。

25年間の子どもたちとの歴史を噛みしめ、そして、これまでお母様方から支えていただいた自身の日々を思い出し、これからもずっと、学習に困難を抱えている子どもたちの味方でありたいものです。


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